対外投資で広がる日中協業のチャンス
世界経済の構造が大きく変化し、地政学的リスクやサプライチェーンの再構築が進む中、中国企業は国際化の歩みを一段と加速させています。2024年の中国による対外直接投資額は1,628億米ドルに達し、前年同期比で10%増加しました。特に非金融分野の対外投資は11%増と、力強い成長を示しています。多様化・専門化が進む投資ニーズに対応するため、中国企業は海外市場において新たな協業モデルや戦略的チャンスを模索し続けています。
近年では、日本政府による対外資本政策の見直し、市場参入規制の緩和、さらに国内企業の協業意欲の高まりを背景に、日本への投資が中国企業のグローバル戦略の重要な一手となりつつあります。中国に拠点を持つ日系企業にとっても、中国企業の海外展開の動向に注目することは、将来の産業トレンドを見極める手がかりとなるだけでなく、日中間の資本提携、技術連携、そしてグローバル市場の共同開拓に向けた新たな可能性を拓くことにつながります。
本セミナーでは、「中国企業の海外投資トレンド」と「日本市場の最新動向」をテーマに、EY(アーンスト・アンド・ヤング)およびSpeeda Chinaから専門家を迎え、投資戦略、税務対策、法務コンプライアンス、スマート製造やデジタル変革といった注目トピックについて深掘りしていきます。中国に拠点を置く日系企業の皆様におかれましては、中国発の対日投資の新潮流を捉える絶好の機会として、ぜひご参加いただけましたら幸いです。