世界の基地局シェアは華為、エリクソン、ノキア、ZTE、サムスン電子の5社で全体の約95%を占めています。中国の調査会社、艾瑞市場諮詢(iResearch Consulting)によると、中国では華為とZTEだけで2020年に5G基地局シェアの87%を制覇。開発費や設備投資の大きさから、今後も5G基地局分野への新規参入は困難な状況です。一方、スマートフォン市場では、華為、維沃移動通信(Vivo)、広東欧珀移動通信(Oppo)、小米科技(Xiaomi)などの中国メーカーが計8割以上のシェアを占めています(米調査会社IDC調べ)。こうした中、各社は5G対応スマホへの注力を鮮明化。それに加えて、中国移動などのキャリアが自社ブランド端末の投入を公表しており、業界ではさらなる競争激化が見込まれています。中国の通信業界には、本稿でご紹介した通り、内外の巨大企業が数多く参入し、し烈なシェア争いを繰り広げています。また、5Gの活用方法において、中国は日本企業の参考になる先行事例に満ちており、今後も注目が必要な分野となっています。Speeda China アナリストチーム(執筆・楊寧川)監修・米岡哲志sh-analyst@uzabase.com
This website uses cookies to ensure you get the best experience on our website. If you continue without changing your cookie settings, we assume that you consent to our use of cookies on this device.