2. 外需:
a) 新興国の好景気に後押し、6月末時点の輸出成長率は累計で3.5%と着実に上昇
b) 輸出入額の前年成長率は鈍化する一方、貿易黒字は高水準を維持
c) 主要輸出品目としては、集積回路と家電製品の輸出が継続成長
3. 内需: 住民支出成長率と消費意欲は低下の一方、不動産支援施策による回復兆し有り
4. 生産投資:
a) 工業企業の利益は減少に転ずるも、外資系企業の利益はプラス成長を維持
b) 「製造業の構造転換・高度化と投資」において、「新質生産力」が引き続きトレンドワード
5. テクノロジー:
a) AI分野への大規模投資が増加、先端製造業ではロボット産業の資金調達は爆発的増
b) 実例:ハイアール青島拠点、WEFのライトハウス・ネットワークに選出
6. カーボンニュートラル:
a) 中国の温室効果ガス(GHG)排出総量は世界最大、カーボンピークアウトからカーボンニュートラル実現までの目標期間はわずか30年
b) 太陽光発電がクリーンエネルギーへの移行をリード
c) 2024年以降CEA価格が急上昇、炭素税の負担を避けるために早期の排出削減対策の策定が急務
d) カーボンマネジメント目標の定量的データ開示は今後のトレンド
7. グリーントランスフォーメーション:
a) 中国の製造業は、引き続きスマート化とグリーン化の統合的発展を訴求
b) グリーン製造体系は工業GXの重要な原動力、過去7年間で急速に発展
c) 2023年時点で国家レベルグリーン向上の設立数は1,500カ所に及び、外資系による取り組みも活発化