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大手総合リース会社の新領域でのビジネス創出における活用

芙蓉総合リース株式会社
Fuyo General Lease (HK) Limited
芙蓉総合利市(香港)有限公司

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顧客へのアプローチがスピーディーに。芙蓉総合リース香港現法「SPEEDA」導入事例

ICT機器、事務機器、機械設備など、幅広い分野でリースおよび割賦販売業務を行っている大手総合リース会社、芙蓉総合リース株式会社。1969年に設立され、「前例のない場所へ。」というコーポレートスローガンを掲げる同社は、国内だけではなく、北米、アジア、ヨーロッパとグローバルに事業を展開しています。

リースの枠組みを超え、新たな領域でビジネスを創出するにあたって、業界リサーチや企業リサーチに経済情報プラットフォーム「SPEEDA」を活用している芙蓉総合リース株式会社 香港現地法人(Fuyo General Lease (HK) Limited)。SPEEDAを課題の解決にどのように役立てているのか、Fuyo General Lease (HK) Limited 矢島 俊一 氏、鈴木 崇仁 氏にお話を伺いました。

サマリー

  • 芙蓉総合リース株式会社はICT機器や事務機器、機械設備など、幅広い分野でリースを行う大手総合リース会社
  • 近年では不動産のリースや再生可能エネルギー発電事業、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)と呼ばれるサービスの提供も行っている
  • 1989年に設立された芙蓉総合リース香港現地法人は、中国やベトナムに進出している顧客の設備投資に対し、割賦やローンなどのファイナンスの提案をしている
  • 進出企業へのファイナンシャルサポートに加え、シンガポールやタイ等ASEAN地域におけるグループ会社(営業拠点)の管理業務を集約して行う
  • エネルギー分野やEVなどのモビリティ分野に向けたサービスの提供など、新領域への領域拡大に伴い、情報収集においても幅を広げている最中である
  • 「現地情報が拾いづらい」という課題をSPEEDAで解決。現法だけではなく本社側にもメリット
  • 日本語でクイックに情報が取得できるようになり、英語や中国語、ベトナム語で記載されている情報を翻訳する手間を解消
  • 情報ソースが新聞やWeb上の公開情報のみだったときは、個人の情報収集スキルに依拠していたが、SPEEDAの導入によって情報が均等に収集できるように
  • 情報をスピーディーにキャッチできるようになり、顧客へのタイムリーなアプローチが可能に。お陰で具体的な商談につながったケースも
  • 香港に着任したばかりの社員の俯瞰的な中国市場の把握や、資料作成にもSPEEDAが活躍
  • SPEEDAの活用により社内向けレポートの質が向上。より具体的な内容で社内展開可能に

リースの枠組みを超え、新たな領域に挑む芙蓉総合リース株式会社。

貴社の事業に関してお聞かせください。

鈴木 崇仁 氏(以下、鈴木 氏): 弊社は1969年に設立された総合リース会社です。長年ICT機器、事務機器、機械設備などをリースさせていただいており、近年では不動産のリースや再生可能エネルギー発電事業、BPO*(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)と呼ばれるサービスの提供も行っています。
*企業が業務プロセスの効率化、最適化を目的に社内の業務処理の 一部もしくは全部を専門の事業者に外部委託(アウトソーシング)すること。

芙蓉総合リース香港現地法人(Fuyo General Lease (HK) Limited)は、1989年に設立された芙蓉総合リース株式会社の100%子会社となります。

弊社には現在、日本人駐在員が5人、ナショナルスタッフが4人在籍をしており、お客様は主に日系企業です。中国の広東省を中心とする華南エリア、上海を始めとする華東エリア、香港、ベトナムに進出しているお客様の設備投資に対し、割賦やローンなどのファイナンスのご提案をさせていただいています。

業務としては、企業へのファイナンシャルサポートに加え、シンガポールやタイ等ASEAN地域におけるグループ会社(営業拠点)の管理業務を香港で集約して行っております。

また、近年は世界的に脱炭素やSDGsなどの動きがある中で、従来のファイナンスだけにとどまらず、エネルギー分野やEVなどのモビリティ分野に関する新たなサービスの提供を図るべく、情報収集においても幅を広げている最中です。

◆事業領域の位置づけ“ゾーンマネジメント”戦略
お客様の経営課題の解決に加え、パートナーシップを通じた共同事業等による価値創造に貢献することを目指します。


※画像は 2022-2026 新中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」より抜粋

中国市場に注力するうえで、どのような戦略を強化されていますか。

鈴木 氏: 現在弊社ではエネルギー、不動産、モビリティ分野に注力しており、関連する情報の収集に努めています。

しかしながら、海外の現地情報を円滑に手に入れることは容易ではありません。近年はコロナの影響もあり、特に香港はほかのエリアと比べて移動規制が厳しく、出張にもなかなか自由に行くことができない状況が続いています。そのため、日本語でタイムリーに情報収集ができるSPEEDAには非常に助けられています。

新たな領域の情報収集を行い、日本本社とも密にコミュニケーションをとりながら、今後どのようなサービスを現地で展開していくか、戦略を練っている最中です。

幅広い情報を日本語で収集可能に。翻訳にかかっていた時間と手間を大幅に削減

中国の情報収集において、これまでどのような課題がありましたか。

鈴木 氏: お取引のあるお客様に関しては、ホームページのニュースリリースを定期的にチェックしています。また、企業側に直接「新しい工場の建設予定はありますか?」などのヒアリングを行い、日本側にも情報確認を行うなど、コミュニケーションを密に取るよう心がけています。

しかし、インターネット上の公開情報は、英語や中国語、ベトナム語で記載されていることも珍しくなく、翻訳に時間を要しておりました。

時間が限られる中、香港ではこれらの作業を日本人の営業担当者が行っているため、なかなか効率的に情報収集を行うことは容易ではありませんでした。

そのため、幅広い情報を効率良く収集できるツールを求めていたところ、SPEEDAのことを知り、導入に至った次第です。

SPEEDAを知ったきっかけについて教えてください。

鈴木 氏: 4〜5年ほど前にお客様と情報交換を行う中で、すすめられたのがSPEEDAです。

効率的な情報収集は弊社でも大きな課題だったため、俯瞰した情報やデータが簡単に手に入ると聞き、弊社としても有用なツールだと感じました。

個人の能力に依拠していた、情報収集や資料作成の均一化が図れるように

導入の決め手となったことがあればお聞かせください。

矢島 俊一 氏(以下、矢島 氏): 導入の決め手となったのは、効率的に情報収集ができると肌で感じられたことでした。情報収集のスピードアップが図れ、日本語で情報収集が可能なサービスをいくつか検討した結果、内容・コストともに優れているSPEEDAを選びました。

例えば、以前は業界動向を調べるのに非常に時間がかかっていました。また、多岐にわたって業務を展開されている企業の場合、初見だと一体どの業界に分類すべきかを決めることは容易ではありません。しかし、SPEEDAを使うようになってからは、非日系企業の情報や、業界毎の情報を分かりやすく整理することができるようになりました。

また、以前は新聞やWebに載っている情報だけを集めていたため、提案書に落とし込む情報の質は個人の情報収集スキルに依拠しており、担当者によって提案内容に差が出てしまっていました。

個人の能力に頼ることなく、組織として情報収集を均一に行えるようになったことも、SPEEDA導入後に感じている利点の一つです。

普段どのようなシーンでSPEEDAをご活用いただいているのでしょうか。

鈴木 氏: 例えば、対象となる企業が所属している業界の判別や、業界内のポジションを確認する際に、企業ページが役立っています。SPEEDA導入前は各企業のホームページを確認し、各社ごとに売り上げを比較しなければなりませんでした。しかし、SPEEDAの企業レポートを見ればすぐに業界分類や企業ランキングが表示されているため、時間の短縮につながっています。

また、我々の業務では、工場の建設や増産の予定などの情報は、なるべく早い内にキャッチすることが大切であり、ニュースのメール通知も重宝しています。

SPEEDAでは「中国」「工場」のように、欲しい情報に関連するキーワードを登録しておくことで、毎日アップデート情報の送付を受けることができるため、すぐに新鮮な情報を手に入れることができます。お陰でお客様へのアプローチも以前よりスピーディーになり、ターゲット先も効率よく選定できるため、非常にありがたいです。

クイックな情報収集でアプローチのタイミングを最適化。早めのアクションで競合優位性を確立

SPEEDAの導入で得られた成果についてお聞かせください。

鈴木 氏: やはり情報をクイックに取得できるようになったことが大きいです。これまでは現地へ出張してお客様の元を訪問したり、電話でコミュニケーションを図ったりしていました。すると、もう既に設備投資が完了してしまっていることも珍しくありませんでした。

また資金調達には、リースや割賦以外にもさまざまな手段があります。設備を購入するにあたって、自身の手元資金で補うこともできれば、銀行から借りることもできるわけです。

そのようなさまざまな調達手段がある中で、我々のサービスを使っていただくには、なるべく早い段階で投資計画や経営計画などを掴み、お客様の課題や懸念をヒアリングした上で、他の調達手段との差別化を図った提案することが重要です。

そのため、SPEEDAを活用した情報収集により、適切なタイミングでお客様へアプローチできるようになったことは非常に大きいです。お陰で具体的な商談につながったケースもあります。また、お客様と具体的な話ができるようになったことも大きな変化の一つです。

特に気に入っている機能やサービスなどがあれば教えてください。

鈴木 氏: 個人的にニュース通知は毎日確認しています。ほかに、ターゲットリスト作成機能も、対象企業の規模感や売上高、従業員数などの把握にとても役立っています。規模が大きな会社であればあるほど、大きな工場を所有しているなど、設備投資も大きいです。そのため、これらの情報の把握は必要不可欠といえます。

また、国別の海外進出企業のデータをエクセルデータに落とし込むことができるため、ターゲットリストを作成するうえでも非常に便利な機能です。環境を意識した太陽光発電設備の工場屋根上への設置など、さまざまな観点でソートをかけながらリスト作成ができるため、大変助かっています。

矢島 氏: SPEEDAを導入する前は、別の会社から購入したデータをもとに、進出企業をチェックしていました。グローバルで購入していたデータに関しては、常に中国やベトナムなどの国別に絞る手間がかかっておりましたが、SPEEDAでは最初から中国やベトナムに絞ることができるため、非常に助かっています。

鈴木 氏: また、弊社では定期的に人事異動による人員の入れ替わりがあります。入れ替わりの度に簡単な利用方法の案内や、新しい機能を始めとする定期的なアップデート情報の共有を受けることができるため、非常にありがたいです。

より信頼性の高い情報の発信で、社内向けレポートの質も向上

リニューアルされたトップページについて、何か意見があればお聞かせください。

鈴木 氏: レイアウトが一覧で見られるため、非常に見やすくストレスフリーで利用させていただいております。

特に香港に着任したばかりの社員は、中国がどのような市場なのかという点から理解していかなければなりませんが、SPEEDAのトップページを見れば、大枠から中国の構造が把握可能です。

また、弊社では社員が日本向けに最近のトピックスをまとめたレポートを作成しているのですが、そのような資料作成においてもSPEEDAを活用しております。SPEEDAより入手した情報を元にして、以前より具体的な情報を社内に展開できるようになりました。日本のさまざまな営業部店の社員にも理解を深めてもらっています。

今後SPEEDAは事業展開においてどのようにお役に立てるでしょうか。

鈴木 氏: これまで弊社はリース・割賦といったファイナンスが中心でしたが、今後はこれまで触れてこなかった分野やあまり意識していなかった目線についても理解を深めて、さらなるビジネス領域の拡大を図る必要があると考えています。

その為にも今後は個別の案件に関する情報を収集するだけではなく、マーケットや業界動向の分析をより強化していく必要があります。その中でSPEEDAのマーケット情報やレポート、セミナー等をこれまで以上に活用していく予定です。

SPEEDAは情報の量や質、スピードが確保されている唯一無二のサービス

今後目指す組織像があればお聞かせください。

鈴木 氏: 我々にはお客様のニーズに応え、社会課題の解決と企業価値の向上を同時に実現することで持続的な成長につなげていくという大きなヴィジョンがあります。そのため、これまでと同じビジネスをしていくのではなく、サービスをアップデートしていかなければなりません。これを実現するためには、我々としてもより新しい情報を取得する必要があると考えています。

SPEEDAの導入を検討している企業に何か伝えたいことがあれば教えてください。

鈴木 氏: SPEEDAのように深さのある業界分析や企業情報、日々のニュースのアップデートなど、情報の網羅性や質、スピードが同時に確保されているワンストップのサービスはなかなかないと思います。

我々も情報の量と質ともに大変満足しており、他社の事業においてもきっと活動を促進してくれるはずです。

全体的にレイアウトも見やすく、誰でも簡単に必要な情報にアクセスできるため、多岐にわたる業界の企業にプラスになるのではないでしょうか。

ありがとうございました。

芙蓉総合リース株式会社
Fuyo General Lease (HK) Limited
芙蓉総合利市(香港)有限公司

www.fgl.co.jp
  • 特色

    ICT機器、事務機器、機械設備など、幅広い分野でリースおよび割賦販売業務を行っている大手総合リース会社、芙蓉総合リース株式会社。1969年に設立され、「前例のない場所へ。」というコーポレートスローガンを掲げる同社は、国内だけではなく、北米、アジア、ヨーロッパとグローバルに事業展開を行っています。

  • 業種

    法人サービス

  • 部署・職種

    営業・マーケティング

  • 主な利用シーン

    最新動向・トレンド、業界分析、レポート作成、企業調査・分析、営業マーケティング戦略策定、政策動向

  • 芙蓉総合リース株式会社
    Fuyo General Lease (HK) Limited
    芙蓉総合利市(香港)有限公司

    矢島 俊一 氏(Manager)

    鈴木 崇仁 氏(Assistant Manager)