SPEEDA

多方面的な情報収集だけでなく
事実確認にも重用
事実ベースの議論や判断が可能に

特殊導体メーカーの用途展開における活用

三鈴集團有限公司
(三鈴ホールディング)

User's Voice

より正しく効率的な判断の一助に。MISUZU Holding「SPEEDA」導入事例

創業から67年の歴史を誇り、人々の生活に欠かせない電線の導体を開発・製造しているMISUZU Holding(三鈴ホールディング)。「より効率的なエネルギー移送とより確かな情報伝達を追求することで、持続可能で平和な地球社会作りに貢献する」をミッションに掲げ、日々サステナブルな社会の実現に貢献しています。

用途展開における業界リサーチや財務情報調査、作業の工数削減に経済情報プラットフォーム「SPEEDA」を活用している同社。変化が目まぐるしい市場でグローバル展開を行うにあたって、どのようなビジネスシーンで活用されているのか、MISUZU Holding 首席助理/経営企画 河田 壮一 氏、リチウムBU 副BU長 高瀬 直己氏、ソーラーBU 副BU長 棒田 尭穀 氏にお話を伺いました。

サマリー

  • Misuzu Holding Co.,Ltd.は、長年電線メーカーの外注加工を行ってきた中小企業をグローバルで自立的に成長できる強い企業にすべく、変革に取り組んでいる。
  • 同社では中長期のビジョンや戦略を策定をする上で、既存及び新規の市場機会を探るための情報収集にSPEEDAを活用している。
  • 同社が2020年に整理したバリューの中に、「事実を元に議論し判断しよう」という言葉がある。偏りがちな伝聞や伝言ではなく、事実を元に判断することで、経営も各事業部門もより正しく効率的な判断を行いたいという想いが込められている。この事実の確認・収集という点において、SPEEDAは大きな力になっている。
  • 特に海外の市場・競合情報や、当社が今後事業を拡大したい太陽電池・EV・医療ヘルスケアなどの分野について、既存顧客である電線メーカーとの接点だけでは得られない情報が入手できるようになったことを高く評価。
  • より広く早く、より多くの社員が同じレベルで情報を得るために、ニュース検索の機能を重宝している。
  • 中国で事業を行っている当社にとって、なかなかまとまった情報のない中国市場のカスタマイズリサーチを依頼できたことは大きな利点。初期段階のスクリーニングや全体像を把握するうえで、SPEEDAのカスタマイズリサーチはとても有効。
  • 数多く開催されるセミナーも、貴重な情報を得ることや、体系的に情報を整理すること、当社幹部の視野を広げることに役立っている。

時代の変化に伴い組織の変革に挑む、MISUZU Holding。

貴社の事業に関してお聞かせください。

河田 壮一 氏(以下、河田 氏): 弊社は、電線の中に使われる銅や合金線の加工メーカーです。大阪で創業し、67年間の歴史を持ちます。

毛髪の6分の1の細さの極細線や、丸線をつぶしバリのない帯状にした平角線などの加工技術に強みを持っており、材料選定・熱処理・鍍金や表面処理などのノウハウを駆使して、微細で高品質な金属線を電線メーカーに供給することで、世の中のさまざまな製品の小型化・軽量化に貢献しております。

近年、世界中でさまざまな製品が小型化しています。持ち運びやすさなどの観点だけではなく、使用エネルギーの省資源化といった観点においても、電線を含め、すべてのパーツの小型化は必須です。そのため、弊社のような小型化・軽量化に貢献できる企業は需要が高いと自負しております。

弊社の高品質な金属線は、電線用途以外にも太陽電池やEV用リチウムイオン電池などの成長産業においても使用されている点が、同業他社にはない競争優位性です。

また、この業界では地域や顧客を固定している企業が多い中、弊社では90年代から海外生産を開始しており、香港・中国・台湾・ラオス・スロバキアに展開し、生産・販売を行っています。

そのため、進出した各地で現地人材が工場運営や会社経営の幹部として活躍していること、各地に日本と同一の品質をお届けしていることも強みのひとつです。

現在、事業・人材のグローバル化を実現するため、2014年に本社機能を香港に移転し、さらなる発展のため香港での上場を目指して準備に取り組んでおります。

SPEEDA導入前の貴社事業の課題についてお聞かせください。

河田 氏: 電線はあらゆるシーンで使用されているため、この業界は先の先まで辿ると非常に広い裾野を持ちます。その一方で、我々のお客様は電線メーカーがほとんどです。そのため、情報の入手ルートが業界の中にしかないという弱点がありました。

また、現在弊社では、長年電線メーカーの外注加工を行ってきた中小企業をグローバルで自立的に成長できる強い企業にすべく、変革に取り組んでいる最中です。用途展開によって、ほかの業界にも携わる機会が増加しつつある今、今後の展開を検討するためにも、お客様から情報を入手するだけではなく、自ら情報を入手することが不可欠となってきています。

そのような背景の中、SPEEDAの導入後は、我々の先の先にある業界のさまざまな動きやプレイヤーなどの情報を自分たちで調べることができるため、非常に助かっています。

また、SPEEDA導入前は圧倒的に情報量が少なく、リサーチするうえで常に自分を動機づける必要がありました。しかし、今では定期的にニュースが届くため、情報を入手するハードルが下がっただけでなく、情報を入手する機会や入手できる情報の幅も増加しました。

これまでは、この業界のトピックを扱っている業界紙は『電線新聞』くらいしかありませんでした。しかし、SPEEDA導入後は、網羅性のある情報を入手することが容易になり、課題の解決につながっています。

より多くの社員が同じレベルで情報を得られるように

普段の業務でSPEEDAをどのようにご活用いただいているのでしょうか。

河田 氏: SPEEDAを利用している主な層は、事業の責任者たちです。基本的には役員および事業部長全員が利用している状態です。それ以外にも研究開発部門の一部など、社内の複数の事業で利用させていただいています。

より広く早く、より多くの社員が同じレベルで情報を得るために、ニュース検索の機能を重宝しており、特に全体像を把握するうえでも、業界レポートは非常に便利です。そのほかにも、各業界のプレイヤーやトレンド、および中国自動車産業など分野を絞ったレポートなども参照しています。

SPEEDAには俯瞰的な情報が豊富にあるため、まず全体像を見たいときなどに、本格的に深掘りする前の第一歩のような感覚で役立てています。

高瀬 直己氏(以下、高瀬 氏): よくキーワード検索を使わせていただいています。例えば「タブリード」など、一般的にあまり知られていないワードでもヒットすることがあるため、非常にありがたいです。

インターネット上でのリサーチでは、信ぴょう性に欠ける情報も多いです。しかし、SPEEDAを活用することで、信頼性が高い情報を取得することができます。また、キーワードを入れておくことで定期的に情報が入ってくる点も便利です。新聞やインターネットではなかなか取得できない情報が出てくるため、非常に助かっています。

棒田 尭穀 氏(以下、棒田 氏): 私は毎日送られてくる業界ニュースを朝イチで確認することが、毎日の日課になっています。日々日常業務に追われる中で、時間を割いて自主的に業界のニュースを調べることは容易ではありません。

しかし、SPEEDAでは業界ニュースを毎日送ってきてくれるため、リマインダーになるだけではなく、興味があるトピックに瞬時にアクセスし、ピンポイントで情報を入手できます。

近年、業界が目まぐるしく変化する中、SPEEDAには太陽電池の業界やメーカーの動向に関するさまざまなニュースがあります。出荷製品に関する情報や全体の業界の技術のトレンドなどを容易に把握することができるため、さまざまな戦略を練るうえで、大きなヒントや意思決定につながることが多いです。

また、SPEEDAのニュースの内容から何かヒントになるものがあれば、そこからさらにインターネット検索を行って、特定の業界や企業に関する情報を深掘りしています。インターネット検索以外にも、信頼できる情報がまとまったプラットフォームを持っていることは非常に心強いです。

国内に限らず、困難だった海外市場の情報収集も容易に

SPEEDAを知ったきっかけについて教えてください。

河田 氏: 実は、元々私が通っていた大学院で、SPEEDAが閲覧可能になっていたんです。大学院で常日頃から企業分析などに活用しており、当時からその利便性の高さを知っていました。

弊社で世代交代を展開したり中期計画を策定したりする中で、課題として情報収集の量やスピードを向上させることがありました。そのため、課題解決につながるツールの導入を考えていたところ、SPEEDAが頭に浮かび、経営陣にお願いして導入した次第です。

市場分析や競合分析を行う際に、財務情報などを一から集めることは至難の業でした。そのため、当初はレポートよりも市場分析や競合分析を効率化できるツールを求めていたんです。

SPEEDA以外のツールも検討したのですが、弊社が海外展開していることを考えると、海外市場の情報が取得不可能なツールは断念せざるを得ませんでした。

日本市場だけでなく海外市場においてもカバーできる点に魅力を感じ、契約に至りました。特に海外の市場・競合情報や、当社が今後事業を拡大したい太陽電池・EV・医療ヘルスケアなどの分野について、既存顧客である電線メーカーとの接点だけでは得られない情報が入手できるようになったことに価値を感じています。

「事実を基に議論し判断しよう」をバリューの一つに掲げ、SPEEDAでより事実ベースの判断や意思決定を目指す

導入をするにあたって、経営陣との交渉はスムーズに進んだのでしょうか。

河田 氏: 経営陣にSPEEDAの利便性や事業における必要性を伝え、導入自体は非常にスムーズに進みました。

実は、導入前は現在多用しているニュースよりも、財務情報の入手をメインに考えていたんです。経営陣は、自社や他社の財務情報をきちんと収集し、事実ベースで積み上げて判断したいと考えています。SPEEDAの導入時は、財務情報に対し「感覚ではなくきちんと事実を整理して判断することへの重要性」への意識が変わってきたタイミングでした。

しかし、事実ベースで財務情報の収集を行うことは、決して容易な作業ではありません。そのため、情報収集にかかる手間や工数について説明し、導入に至りました。

弊社では、「事実を元に議論し判断しよう」をバリューの一つに掲げています。以前は判断時にトップによるバイアスや思い込みなど、さまざまな偏りがあったんです。しかし、このバリューには「偏りがちな伝聞や伝言ではなく、事実をもとに判断することで、経営も各事業部門もより正しく効率的な判断を行いたい」という想いが込められています。

また、お客様や競合の財務情報を調べるにあたって、この作業を信用調査と混同されている方も少なくないです。しかし、信用調査と財務情報は厳密には異なるため、信用調査会社と契約しているから充分ということにはなりません。もっと多面的にお客様や競合のことを把握しておく必要があります。SPEEDAはそういった多面的な情報の取得にも有用です。

事実の確認および収集という面においても、SPEEDAは非常に大きな力となっています。

SPEEDAをご活用いただくことで得られた効果についてお聞かせください。

高瀬 氏: 今後の戦略策定を行ううえで、業界の技術動向などを参照しています。SPEEDAで正確な情報を収集することによって、今後の方向性を固めることが容易になりました。

棒田 氏: 私の場合、主に太陽電池業界の情報収集にSPEEDAを利用しているのですが、技術先進国であると言われている中国では、去年あたりから大型太陽電池の出荷が大幅に増加しています。

太陽電池の原料であるウェハーの出荷量は、現在中国が全世界の9割以上を占めています。そのため、中国以外の国においても、今後どんどん太陽電池の大型化に技術がシフトしていくであろうことが推測可能です。

このように、欧州市場や台湾市場の開拓を進めていく中で、技術先進国である中国の技術のトレンドや変化をSPEEDAで把握しておくことによって、早い段階で準備ができるようになりました。

また、SPEEDAで業界関連の情報を収集することによって、営業先で会話のネタにしたり情報交換を行ったりすることができるようになりました。これも我々にとっては成果のひとつといえそうです。

河田 氏: SPEEDAを契約してから1年半ほど経ちますが、その間にいくつか事業面でのプロジェクトがありました。役員の下の次世代グループがプロジェクトの中心となり役員への提案を行なうのですが、客観的な根拠として資料の中に市場の動向や競合他社の情報を含む習慣がす少しずつできてきています。これにより、提案の説得力がより高くなり、経営陣との間で事実ベースの議論ができるようになってきたのは進歩だと考えています。

戦略の策定を行ううえで、視野を広げて市場や競合のことを把握することは大事です。その習慣が身についてきたことも、非常に大きな成果だと感じています。

カスタマイズドリサーチの活用で工数を削減し、時間を捻出

カスタマイズドリサーチを利用した感想があればお聞かせください。

河田 氏: 見込み顧客リストを作成する際に、カスタマイズドリサーチを利用させていただきました。相談や設計などを親身かつクイックにサポートしていただき、非常に好印象でした。

ただデータが取得できるだけではなく、サポートサービスが付いていることは大きな魅力のひとつです。また、窓口を通す必要がなく、プロジェクトを担当している本人が直接SPEEDAとコミュニケーション可能な点も非常に助かりました。

我々のいる業界は非常にニッチであるため、自分たちで情報を収集することは容易ではありません。カスタマイズドリサーチでは、サポートの方々が自分たちの代わりに時間と工数を割いて探してくれるため、時間短縮や工数削減の面でも非常に助かっています。

また、中国市場ではなかなかまとまった情報が得られないため、中国市場のカスタマイズリサーチを依頼できたことは大きな利点です。初期段階のスクリーニングや全体像を把握するうえで、SPEEDAのカスタマイズドリサーチはとても有効であると感じています。

高瀬 氏: 企業の調査においても、自分たちで行えずにいました。そのため、カスタマイズドリサーチで何十社と紹介していただいた中で、我々が元々把握していた企業は2〜3社程度しかなく、「ほかにこんなにも企業があったのか」と衝撃を受けたことは記憶に新しいです。

新型コロナウイルスの影響で、現在は足踏みすることも多いですが、SPEEDAは営業展開にも非常に有用なツールだと感じています。

導入を検討している他企業へお伝えしたいことがあればお聞かせください。

棒田 氏: 海外から中国国内の情報を取得することは、非常に大変で手間がかかります。また、中国国内から海外の情報を取得することも簡単ではありません。海外から中国もしくは中国から海外の情報収集において、SPEEDAは非常に利便性の高いプラットフォームだといえます。

河田 氏: 情報の収集は本当に重要です。きっと普段接することができていない情報は山のようにあると思います。しかし、その中には実はしっかり握っておくことで事業がプラスになる情報が埋もれているはずです。SPEEDAを利用して情報の範囲を拡大することで、私たちの事業も非常にプラスになったため、皆さんもSPEEDAを活用して知識の裾野を広げてみてはいかがでしょうか。

また、SPEEDAではニュースのみならずセミナーも豊富です。セミナーは貴重な情報を得ることや、体系的に情報を整理すること、当社幹部の視野を広げることに役立っています。また、社内全体の視野を広げたり、新たな会話を生んだりといった効果も得られています。

業務効率化を行うには、できるだけ無駄な工数を削減して情報を取得することが大切です。いかに手間を省けるかが、SPEEDAの使い勝手の良さのひとつだと思います。より多くの有効な情報を楽に取得したい企業は、ぜひ一度トライアルに申し込んでみてはいかがでしょうか。

ありがとうございました。

MISUZU Holding Co., Limited
三鈴集團有限公司

www.misuzuholding.com
  • 特色

    創業から67年の歴史を誇り、人々の生活に欠かせない電線の導体を開発・製造しているMISUZU Holding(三鈴ホールディング)。「より効率的なエネルギー移送とより確かな情報伝達を追求することで、持続可能で平和な地球社会作りに貢献する」をミッションに掲げ、日々サステナブルな社会の実現に貢献しています。

  • 業種

    素材加工

  • 部署・職種

    営業・マーケティング

  • 主な利用シーン

    最新動向・トレンド、業界分析、レポート作成、企業調査・分析、営業マーケティング戦略策定、ビジネス戦略策定

  • MISUZU Holding Co., Limited
    三鈴集團有限公司

    河田壮一 様

    高瀬直己 様

    棒田尭穀 様