SPEEDA

対話型サービスで精度の高い情報を瞬時に収集し
情報の信頼性と量を担保して仕事の高効率化を実現!

警備保障会社の新規顧客開拓活動と営業の両面で活用

西科姆(中国)有限公司
SECOM (CHINA) CO.,LTD.

User's Voice

深く考え、多くの関係者の賛同により念願の契約へ。セコム中国「SPEEDA」導入事例

1962年に日本初の警備保障会社として創業した、セコム株式会社。セコムグループとしてはセキュリティ事業のほか、防災事業、メディカル事業、保険事業、地理空間情報サービス事業、BPO・ICT事業を展開しています。海外は17の国や地域で事業をグローバル展開し、これまでに培った安全のネットワークを軸に、「安全・安心」で「快適・便利」なサービスを社会に行き渡らせる「社会システム産業」の構築に日々努めています。

新サービス創出のための企画・開発や新規顧客の獲得に向けた情報収集と工数の短縮化に経済情報プラットフォーム「SPEEDA」を活用している西科姆(中国)有限公司(以下、セコム中国)。SPEEDAが課題の解決にどのように役立っているのか、セコム中国イノベーションセンターの総経理 櫃間 氏、同じくセコム中国イノベーションセンターの周瑋 氏、セコム中国営業部の王智麗 氏にお話を伺いました。

サマリー

  • セコム中国は現在23都市でサービスを展開。安定的したサービス品質の提供に努めている
  • 新サービス創出のための企画・開発を行なう「イノベーションセンター」と新規顧客開拓や既存顧客の深耕を目指す「営業部」でSPEEDAを活用している
  • 中国語での情報収集の壁の解決や、情報の収集・整理と事業への落とし込みの効率化を実現
  • SPEEDAは知りたいことを知りたいときに知ることができるのはもちろん、厚みのある情報を瞬時に、多元的に収集することができる点が魅力
  • 新規企画を提案する際に、信頼性の高い情報をスピーディーに収集できることで、効率よく業務が進められると評価
  • 営業先リストの情報の質と量を改善できたことで、営業においても業務効率が大きく向上したと評判
  • SPEEDAのリサーチサービスは、SPEEDA側からリサーチ目的に基づいて提案もされるので、視野を広げられる安心感がある
  • 活用を通して賛同者が増えており、今では多くの社員がSPEEDAの存在を認識している
  • SPEEDAはただの情報収集ツールではなく、顧客との関係性を重んじる対話型のサービス

現在23都市で、社会変化に対応しながらサービス展開しているセコム中国

貴社の事業に関してお聞かせください。

櫃間 氏: セコムは1962年に創業したセキュリティサービスを提供する会社です。セコムは60年、セコム中国は30年の歴史を持っており、機械のシステムや人的な運用を融合した運営ノウハウを持ち合わせていることが強みです。

今回インタビューに参加させて頂いている部署は、セコム中国のイノベーションセンターと営業部です。イノベーションセンターは、新サービス創出のための企画や開発を行なう部署です。営業部では、セキュリティサービスの新規顧客開拓や既存顧客の深耕など、売上と利益の増加を図っています。

イノベーションセンターには、現在6名(駐在員:3名・ローカルスタッフ:3名)在籍しており、営業部は、現在7名(駐在員:3名・ローカルスタッフ:4名)で構成されています。

対象顧客は日系企業と現地企業の両方で、現地企業の方が多いです。また、セコム中国では現在23都市でサービスを展開しており、安定したサービス品質を提供できるよう努めています。

中国に注力する上で、どのような戦略を強化していますか。

櫃間 氏: セコムグループでは、2017年に「セコムグループ2030ビジョン」という長期ビジョンを策定しました。

このビジョンは、これまで培ってきた社会とのつながりをベースに、セコムと同じ未来を見据えているパートナー企業と連携し、さまざまな技術や知識を結集して、社会インフラの創出を図る「あんしんプラットフォーム」構想の実現を目指すものです。弊社では、このビジョンに則り、「いつでも、どこでも、誰にとっても、切れ目のない安心の提供」に努めています。

セコム中国では、クラウドサービスの導入や他社連携など、新たなサービスや社会変化に柔軟に対応できる仕組みの構築を進めているところです。

また、社内活動では、中国の政策やテクノロジーなど、事業に役立つ情報、我々が強化すべき分野や周辺の業界情報、あるいはお客様となり得るポテンシャル企業の情報を日々収集しています。

中国語での情報収集の壁や情報の深堀りを、解決するツールを求めていた

SPEEDA導入前の貴社事業の課題と、その背景についてお聞かせください。

櫃間 氏: SPEEDA導入前は、インターネット上での検索がメインでした。そのため、検索サイトを通じて得られる情報に留まっており、広く浅い情報の取得はできるものの、深掘りすることはできませんでした。また、言語の壁や、情報の整理や組み立てに多くの時間や工数が発生していました。

中国の政策や重点産業においてもなかなか欲しい情報が得られず、求めている情報に対して一括で情報取得できるツールの必要性を感じていました。

例えば、深掘りするにあたってキーワードが必要ですが、「警備保障会社」「セキュリティ」という限定的なキーワードでは、なかなか求めている情報が得られないのが実情です。セキュリティの観点でいえば、街中に見られる監視カメラの設置など、政府施策による情報は機密的であることも少なくありません。

そのため、情報収集の改善や効率化を図れるツールが必要だと感じていました。

弊社サービス、SPEEDAをお知りになったきっかけ、お問い合わせまでの経緯についてお聞かせください。

櫃間 氏: SPEEDAを知ったのは4〜5年前で、私が日本でマーケティング部門に所属していたときのことです。当時、情報収集から分析に至るまでの時間や、集めた情報の信頼性に課題を感じていました。

なかなかスピーディーに情報収集作業が進まず頭を抱えていたところ、ある部門の担当者からSPEEDAを紹介されました。2018年に、私が初めてセコムでSPEEDAを導入したのですが、その際に高い有用性を感じたため、今回セコム中国でも導入させていただきました。

日本にいるときはNewsPicksも毎日閲覧していましたし、記事が時々引用リンクされていたため、同じUZABASEが運営しているSPEEDAを導入するのは自然な流れでしたので迷いは有りませんでした。

多くの部門の賛同を得て戦略的に導入。SPEEDAが常に活用される環境を構築

導入までの流れはスムーズでしたか?

櫃間 氏: セコム中国への導入は非常にスムーズだったのですが、日本での導入は決して容易ではありませんでした。当時はまだSPEEDAの有用性が理解されておらず他社の情報取得ツールを契約していたこともあり、SPEEDAに乗り換えるには、多くの関係者を交えて深く検討する必要がありました。

そのため、色々な人に説得して回るだけではなく、SPEEDAの営業の方にセコム本社でプレゼンテーションしてもらうなど、多くの時間と手間を掛けてようやく契約にこぎつけました。

また、複数部門の多くの人たちにトライアルを行ない、SPEEDAの使用感を体感してもらいました。単にSPEEDAの活用セミナーだけではなく自ら体感することは大事だと考えていたためです。良い製品であれば、みんなきちんと分かってくれます。

最終的には不要なツールを始末して、活きるツールを使おうということになりました。実務部門のキーマンだけでなく、経営層に近いところにも説得をし、多くの人たちを巻き込むプロセスを踏んだことも大きな決め手になりました。

現在でも、利用を通して賛同者が増えています。社内資料内にもSPEEDAの名前を明記することによって、情報ソースとしてSPEEDAを浸透させていることもあり、今では多くの社員がSPEEDAを認識しているのではないでしょうか。

また、導入しても使われなければ意味がありません。そのため、日本では使っていないユーザーから使いそうなユーザーに利用権限を渡すことによって、SPEEDAが常に活用される環境をキープしてきました。中国でも同様に、運用面の改善や利用者の見直しを行なっています。

情報収集スピードの改善で業務効率化。質と量の課題も同時に解決

SPEEDAの導入後に感じたメリットがあればお聞かせください。

櫃間 氏: 時間の効率化が最も大きいです。SPEEDAを活用することで、一括で厚みのある情報が得られるため、物事を決める判断もしやすくなり、その分浮いた時間を分析に費やすことができるようになりました。

王 氏: SPEEDA導入前の営業部では、企業情報収集ツールを使っていませんでした。現在は、各現地企業が必要としている顧客ターゲット情報を、SPEEDAのサイトを使って検索し、情報を整理、営業ターゲットリストを作成しています。

今までは、各現地会社の営業チームがインターネットで企業情報を検索し、自ら整理していました。SPEEDAを活用してからは、企業情報収集のスピードが一段とアップし精度も向上しました。

周 氏: イノベーションセンターでは、企画の立案を行うにあたって、信頼性の高い情報をスピーディーに収集することが課題でした。

これまで情報収集に複数サイトを使い信頼できる情報かを確認していたため、非常に時間がかかっていました。

しかし、SPEEDAを活用すれば一括で俯瞰した情報を得られるだけでなく、データの出所も信頼できます。また、SPEEDAにはそのまま資料に転用できるデータやグラフなどがあるため、資料作成の時間短縮にもつながっています。

業務の効率化はもちろん、情報の質が高いため、安心して利用できるというのもSPEEDAを利用する利点ではないでしょうか。

特に気に入っている機能やコンテンツなどがあれば教えてください。

櫃間 氏: 私は主にトップページで中国のマクロ情報をチェックしています。トップページの構成が非常に分かりやすく、トレンドとなるキーワードが全面に出ているため、検索キーワードを考えて入力する手間なく情報を得られる点が非常に気に入っています。

また、よく参照するのはトレンドキーワードを基にした関連分野や、興味がある分野の情報などです。ほかにも、使い勝手や必要な情報の収集だけでなく、イベントや情報の更新の速さ、30分以内に回答がもらえる手厚いサポートサービス、カスタマイズドリサーチサービスなど多元的に情報を得られる点が気に入っています。

関連業界や今後必要なテクノロジー、営業先としてのポテンシャルのある市場の情報を俯瞰的に見られることも魅力の一つです。国別に業界の売り上げ上昇率や利益上昇率などを見て、勢いあるエリアや傾向などを直感的に把握できることにも大変面白さを感じています。他の社員はSPEEDAのセミナーへの参加も毎回楽しみにしているようです。

対話型のリサーチサービスで、視野を広げるリサーチを実現

カスタマイズドリサーチサービスを利用した感想をお聞かせください。

周 氏: 新サービスや業界パートナー提携を検討する際に、2回ほど、カスタマイズドリサーチを利用させていただきました。感想としては安心感があるというところになります。

弊社のニーズをきちんと理解していただけただけではなく、目的を理解したうえでSPEEDAの調査チームからもいくつかの提案をしていただきました。高いレベルでの調査プランを設定していただき、非常に満足しています。

ネット検索で出てきた情報と異なり、研究レポートなど信頼性の高いソースのみを提出してくれるため、レポートの信頼性を高めることにもつながっています。

今後、SPEEDAは貴社事業の展開にどのようにお役に立てるでしょうか。期待することをお聞かせください。

櫃間 氏: 何年も前からずっと期待しています。弊社でもお客様との接点を増やし、満足度を向上させることを一つの目標としていますが、SPEEDAのビジネスには我々も勉強させてもらう点が少なくありません。

SPEEDAはきちんと顧客との関係性を構築し、深化させることに長けていると感じます。SPEEDAのサービス精神は、我々にとっても見習わされるものが多いです。

SPEEDAは今後も我々の生産活動に役立ってくれると強く信じています。

「一方通行ではない、対話型のサービスを求めている方にお勧めしたい」

最後に、SPEEDA導入を検討されている企業へのアドバイスをお願いします。

櫃間 氏: SPEEDAはただ必要なときに検索をするためのサイトではありません。知りたいことを知りたいときに知ることができるのはもちろん、厚みのある情報を瞬時に収集することが可能です。

SPEEDAには検索機能だけではなく、セミナーやサポートデスク、カスタマイズドリサーチなど豊富な機能が備わっています。そのため、スピーディーでより精度の高い情報を得たい企業には最適です。

SPEEDAは対話型のサービスを体感できる情報検索サービスなので、一方的な情報提供や受け身のサービスではなく、双方向のサービスを求めている企業は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

ありがとうございました。

西科姆(中国)有限公司
SECOM (CHINA) CO.,LTD.

www.secom.cn
  • 特色

    1962年に日本初の警備保障会社として創業した、セコム株式会社。セコムグループとしてはセキュリティ事業のほか、防災事業、メディカル事業、保険事業、地理空間情報サービス事業、BPO・ICT事業を展開しています。中国では、1992年に進出し、沿海部を中心に23都市において、セキュリティサービスを提供しています。

  • 業種

    サービス業

  • 部署・職種

    営業・新規事業開発・経営企画・事業戦略

  • 主な利用シーン

    最新動向・トレンド、ビジネス戦略策定、業界分析、営業・マーケティング戦略作成、レポート作成、新規事業開発、企業調査・分析

  • 西科姆(中国)有限公司
    SECOM (CHINA) CO.,LTD.

    イノベーションセンター 総経理

    櫃間章好 様

    イノベーションセンター 担当

    周瑋 様

    営業部 担当

    王智麗 様